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シャッフル5

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ここではシャッフルのリズムのテンポが速い場合について練習していきます。BPM180以上で使われることが多いです。シャッフル1で練習したような通常のシャッフルのリズムでは右手でハイハットを8分音符(3連符の2つ目を抜いた音符)で刻んでいきますが、ここで練習する速いテンポのシャッフルは4分音符で刻みます。テンポが速いため右手のハイハットの刻みの負担を減らすためです。このままではシャッフルの跳ねた感じが出ないため、バスドラムで跳ねるリズムを表現していきます。それでは練習していきましょう。

ステップ①

右手のハイハットは4分音符で刻みます。バスドラムは1・3拍目で3連符の1・3つ目を叩きます。「ドッドチーッドッドチーッ」となります。バスドラムのみで跳ねたリズムを表現しますので、バスドラムの叩くタイミングが重要になります。

ステップ②

1・2・3・4拍目の3連符の3つ目にバスドラムを叩きます。「チッドチッドチッドチッド」という感じです。バスドラムの叩くタイミングを次の拍の頭に入り込むように、溜めればためるほど跳ねた感じが出やすいです。

ステップ③

1・3拍目の表、2・4拍目の3連符の3つ目にバスドラムを叩きます。「ドーンチッドドーンチッド」となります。2拍目から3拍目及び4拍目から1拍目へのバスドラムはテンポの遅い時は普通に叩きますが、テンポが速くなるにつれてダブルストロークで叩きます。

ステップ④

1・3拍目の3連符の3つ目、2・4拍目の表にバスドラムを叩きます。「チッドドーンチッドドーン」となり、上記のステップ③と同様、テンポが速くなるにつれてバスドラムはダブルストロークになります。

練習課題①(楽譜)

8分音符表記の楽譜です。実際の演奏は以下になります。

練習課題①(実際の演奏)

「ドッドターンドッドターン」となります。1・3拍目のバスドラムに注意してください。「ドッド」の部分はバスドラムのダブルストロークは使いません。普通に叩きます。特に2打目を次の2・4拍目の表に入り込むイメージで叩いてください。跳ねた感じが出しやすいかと思います。

練習課題②(楽譜)

8分音符表記の楽譜です。実際の演奏は以下になります。

練習課題②(実際の演奏)

「ドーンターンドッドターン」となります。これも同様に3拍目のバスドラムに注意してください。「ドッド」の部分はバスドラムのダブルストロークは使いません。次の拍の表に入り込むように意識してください。

練習課題③(楽譜)

8分音符表記の楽譜です。実際の演奏は以下になります。

練習課題③(実際の演奏)

「ドーンタッドチッドターン」となります。2・3拍目の裏のバスドラムを次の拍に入り込む意識で叩いてください。ここでのリズムはテンポが早い時に使うため、2拍目の裏のバスドラムを叩き終わったらすぐに足を持ち上げて次のバスドラムを叩いてください。ほとんど2連打しているのような感覚です。

練習課題④(楽譜)

8分音符表記の楽譜です。実際の演奏は以下になります。

練習課題④(実際の演奏)

「ドーンタッドドーンターン」となります。2拍目の裏から3拍目の表に叩くバスドラムはテンポが速くになるにつれてダブルストロークで叩きます。

練習課題⑤(楽譜)

8分音符表記の楽譜です。実際の演奏は以下になります。

練習課題⑤(実際の演奏)

かなり楽曲で使われるリズムです。「ドーンターンドーンタッドチッドタッドドーンターン」となります。愉快なリズムパターンです。1小節目4拍目の裏、2小節目1・2拍目の裏のバスドラムは3連打の感覚で叩き、最後の3発目のバスドラムのみダブルストロークにして2小節目3拍目の表に着地する感じです。かなりテンポが速いのでバスドラムを叩くたびに右足をすぐに脱力してください。脱力ができていないとダブルストロークの部分で右足が固まりうまく動かなくなりやすいです。

まとめ

ここでのシャッフルのリズムはBPM180以上で使われることが多いです。とてもテンポが速いのでバスドラムの脱力はしっかりできるようにしてください。特に3連符の3つ目のバスドラムは溜めることができず、うまく跳ねた感じが出ないようになりやすいので注意が必要です。

  • 速いテンポのシャッフルは3連符の3つ目のバスドラムを跳ねさせるように意識しよう

ここまでできるようになると、かなりドラムに慣れてきた頃ではないでしょうか?最後に1拍単位で考えることについてまとめました。