
【ドラム8要素その1】本当に大切な2つのストロークとは? 🥁
ドラムを始めたばかりの方にとって、最初の壁になるのがストロークです。
このストロークが正しくできているかで、音の強弱・グルーヴ・スピードが大きく変わります。
その中でも特に重要なのが ダウンストローク と タップストローク の2種類です。
🟠 ストロークとは?
ストロークとは、スティックを振り上げて振り下ろす「動作」のこと。一見シンプルですが、叩く高さ・力・タイミングのバランスが音の表情を決めます。
特に重要な2つを以下で解説します。
🔴 ① ダウンストロークとは?
ダウンストロークは、叩いたあとスティックを下の位置で止める打ち方です。
主に強い音(アクセント)を出すときに使われます。これをマスターすると、「パンッ」と芯のある音をコントロールできます。
叩いたあとスティックを上げない(打面から5cmくらいで止める)
スナップを効かせて手首で音を出す
リバウンドを殺して止める
➡️ テンポが速くなるにつれて、フルストロークに変わる
🟢 ② タップストロークとは?
タップストロークは、打面から5cmくらいの高さから叩き、打面から5cmくらいで止める
主に弱い音(ノーアクセント)を出すときに使われます。
スティックの高さは低め(3〜5cm程度)
アクセントはつかない
➡️次のストロークがアクセントの場合、テンポが速くなるにつれてアップストロークに変わる
🔁 4つのうち、この2つのみで大丈夫!
練習では遅いテンポから始めるため、ダウンとタップのみを使って練習していきます。
例えばDDTTの場合、テンポが速くなるにつれて、FDTUに変わっていきます。(F=フル・D=ダウン・T=タップ・U=アップ)
詳細はテンポが速い時、1打目のダウンを叩いた後、次もアクセントが付くため、すぐに振り上げる必要があります。よってフルになります。
次に2打目のダウンを叩くと、次はノーアクセントなので打面の5cmの高さでとめます。よってダウンのままです。
3打目のタップを叩くと、次はノーアクセントなので打面の5cmの高さでとめます。よってタップのままです。
4打目のアップを叩くと、次は1打目に戻り、アクセントなので振り上げます。よってアップになります。
このようにテンポが遅いときはダウンとタップで練習して、慣れてきてテンポを速くしていくと、自然とフルとアップが現れてくるということです。言い換えればフルとアップにしないと速くできないということです。
🎯 まとめ
ダウンストローク = 強い音、アクセントを作る
タップストローク = 弱い音、リズムをつなぐ
練習時、意識するのはこの2つ!