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16ビート7

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前回の16ビート6に続き、このレッスンでもハイハットを16分音符で刻みながら16ビートを表現します。前回との違いは16分音符のスネアを追加していくという点です。ハイハットのアップダウンを保ちながら、左手でスネアを叩きます。右手がアップストロークになる時に、スネアを叩く動作がつられないように注意して練習してください。

ステップ①

ハイハットを刻みながら、拍の頭にスネアをいれていきます。右手がダウンストロークになる箇所なので、スムーズにスネアが叩けると思います。

ステップ②

ハイハットを刻みながら、拍の16分音符の3つ目にスネアをいれていきます。右手がダウンストロークになる箇所なので、スムーズにスネアが叩けると思います。

ステップ③

ハイハットを刻みながら、拍の16分音符の4つ目にスネアをいれていきます。右手がアップストロークになる箇所なので、左手が右手につられないように注意してください。右手はアップストロークですが、左手はダウンストロークになり、両手は逆の動作となります。スムーズにスネアを叩けるまで練習してください。ポイントは拍の16分音符の3つ目の右手がダウンストロークになる箇所で、左手を持ち上げることです。最初はなかなか上手く持ち上げられませんが、力が抜けてくると持ち上げられるようになってきます。「チチチカチチチカチチチカチチチカ」という感じになります。

ステップ④

ハイハットを刻みながら、拍の16分音符の2つ目にスネアをいれていきます。右手はアップストロークですが、左手はダウンストロークになり、両手は逆の動作となります。スムーズにスネアを叩けるまで練習してください。ステップ③と同様にスネアを叩く1つ前の16分音符、つまり拍の頭で左手を持ち上げるようにします。「チカチチチカチチチカチチチカチチ」という感じです。

ステップ⑤

右手がアップストロークになる箇所全てで、スネアを叩きます。ポイントは右手がダウンストロークになる箇所で、左手を持ち上げます。右手がダウンストロークになる時は、腕が上から下へ動きます。そのときに左手を持ち上げるため、左手は下から上へ動きます。両手の逆の動作をスムーズにできるようにしてください。完全に右手と左手が分離すると、片手のみで叩いているときのようなスムーズな動きになります。

練習課題①

右手のハイハットをキープしたまま、1・3拍目の16分音符の1・4つ目にバスドラム、2・4拍目の16分音符の1・4つ目にスネアを叩きます。最初はゆっくりから始めるため、リズムの音の感じ方は「ドチチドタチチカドチチドタチチカ」という感じです。慣れてきたらテンポを速くして「ドーンドターンカドーンドターンカ」と感じるようにします。バスドラムとスネアに気をとられて、ハイハットのアップダウンの動きが崩れていないか注意しながら練習してください。

練習課題②

上記の練習課題①に2・4拍目の16分音符の2つ目にバスドラムを追加したリズムです。1拍目の16分音符の4つ目と2拍目の16分音符の2つ目のバスドラム、及び3拍目の16分音符の4つ目と4拍目の16分音符の2つ目のバスドラムはスムーズに右足が動くようになるまで練習してください。バスドラムとバスドラムの間にスネアが入るので、右足の動きが一瞬止まりやすいです。最初はゆっくりから始め、「ドチチドタドチカドチチドタドチカ」という感じです。慣れてきたらテンポを速め、「ドーンドタドンカドーンドタドンカ」という感じにリズムをとらえます。

練習課題③

16ビート1で練習した「シェイク」のリズムのハイハットを16分音符で刻んだリズムです。2拍目の16分音符の4つ目、及び3拍目の16分音符の2つ目のスネアを意識し過ぎると、3拍目の16分音符の3つ目のバスドラムが遅れやすくなるので、あまりスネアを意識しすぎないように練習してください。「ドチチドタチドカチカドチタチチチ」という感じです。慣れてきたら「ドーンドタンドカウカドンタァーン」と感じるようにします。

まとめ

前回の16ビート6と合わせて、ハイハットのアップダウンをキープしながら、バスドラムとスネアを自由に叩けるようになったかと思います。この段階までくると右手・左手・右足の分離ができている証拠なので、ドラムを叩いていてつられることが少なくなってきます。このハイハットで16分音符を刻み続けるリズムは主に、R&Bやヒップホップのような黒人音楽で使われることが多いです。

  • バスドラムやスネアにつられることなく、ハイハットのアップダウンをキープしよう

ここまで出来たら一度8ビートに戻ります。8ビート12にお進みください。