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8ビート12

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ここでは速いテンポの8ビートを叩けるように練習します。速いテンポの8ビートは、以前練習していたスローテンポ及びミディアムテンポとは違い、ハイハットを8分音符で刻まないようにします。8分音符の裏のハイハットを減らすので4分音符で刻むことになります。しかし、バスドラムは以前の8ビートと同じように叩いていきます。ですのでハイハットとバスドラムを同時に叩く箇所が少なくなります。バスドラムの2連打にはダブルストロークというテクニックを使います。それでは下記の予備練習に取り組んでみてください。

ステップ①

まず最初はバスドラムをシングルストロークで2回叩いて練習してください。右手のハイハットの流れが一定になるように注意してください。バスドラムの2打目に右手がつられやすいので、つられなくなるまで練習してください。慣れてきたらバスドラムをダブルストロークの動作にして、ゆっくりから速いテンポにしていきます。

ステップ②

このパターンも最初はゆっくりとしたテンポで、バスドラムはシングルストロークで叩けるようにしてください。慣れてきたらバスドラムをダブルストロークの動きにして組み込んでください。バスドラムの2打目とハイハットがズレないように重なるように注意して練習してください。

ステップ③

ハイハットとバスドラムを交互に叩く練習です。1打叩く毎にバスドラムを叩いている右足の動きが止まりやすいので、スムーズに動くまで練習してください。ハイハットの連打とバスドラムの連打が上手く交互に組合わさっているような感覚です。

練習課題①

上記ステップ①の2・4拍目の頭にスネアを追加しているリズムです。「ドドタンドドタン」という感じです。バスドラムはダブルストロークで叩きます。

練習課題②

速いテンポの8ビートで最も使用頻度の高いリズムです。1拍目のバスドラムはシングルストロークで、3拍目のバスドラムはダブルストロークで叩きます。右足の動きの切り替えに注意して練習してください。

練習課題③

このリズムもとても楽曲で使われています。バスドラムは全てシングルストロークで叩きます。最初はゆっくりとしたテンポで練習してリズムを覚えます。慣れてきたらテンポを速くして2拍目の8分音符の表のスネアを叩く前に右足を持ち上げ、2拍目の8分音符の裏のバスドラムを叩くための準備をします。テンポの速いリズムではバスドラムは遅れやすいため、早く右足を持ち上げ、叩く準備をすることが重要になります。

練習課題④

上記ステップ②の2・4拍目の頭にスネアを追加しているリズムです。「ドンタドドンタド」という感じです。バスドラムはダブルストロークで叩きます。

練習課題⑤

速いテンポの8ビートのリズムといえばこのリズムです。「ドンタンドドタドッドタンドドタン」という感じのリズムです。3拍目のバスドラムのダブルストロークを叩いた後、すぐに右足を持ち上げ4拍目の8分音符の裏のバスドラムを叩けるように練習してください。この4拍目の8分音符の裏のバスドラムがとても遅れやすいです。

まとめ

最近ではテンポの速い8ビートもスローテンポやミディアムテンポと同じく、ハイハットを8分音符で刻むドラマーが多いですが、基本的な速いテンポの8ビートはこのレッスンで練習したようにハイハットは4分音符で刻みます。

  • バスドラムはいつ叩くかを意識するのではなく、いつ持ち上げるかを意識しよう

バスドラムのダブルストロークに慣れてきたら、16ビートのリズムに応用してみましょう。16ビート8にお進みください。