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8ビート入門編

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まず最初に練習するリズムは8ビートです。ここで練習する8ビートはドラムを始めるにあたって誰もが最初に練習するリズムパターンです。初めての練習になりますので右手と左手、そして右足で叩くパターンを分解して進めていきましょう。

ステップ①

右手でハイハットを叩きます。「1と2と3と4と」と数えながら叩いてみましょう。必ず声を出してカウントを数えてください。声に出してカウントすることで自分の声が自分の耳に入るので、体の中で感覚的に残っていきます。

ステップ②

ステップ①で叩いたハイハットの2拍・4拍に左手でスネアを叩きます。ここでもカウントを声に出して練習してください。カウントの感覚に慣れるまでは声を出し続けてください。

ステップ③

ステップ①で叩いたハイハットの1拍・3拍に右足でバスドラムを追加します。バスドラムの叩き方についていくつか注意点があります。


バスドラムを叩くときの注意点

  1. 足を持ち上げるときはかかとから持ち上げて、次につま先が上がり、足全体を落とす

  2. 足の裏(足の親指のつけ根からつま先)はペダルのボードと常にくっついている状態を保つ

  3. 足を持ち上げた瞬間、すばやく足を落とす(足全体が宙に浮いている時間はごくわずか)

  4. 叩いた直後はビーターを打面にくっつけっぱなし

これらのことを踏まえバスドラムの練習をしてください。


ステップ④

上記のステップ②と③で行った練習を組み合わせて完成となります。しかしまだ練習に取り掛からないでください。下記の楽譜を見てください。

上記2つの楽譜はステップ④の楽譜を「1と2と」と「3と4と」の部分に分けています。この2つの楽譜を比べるとドラムフレーズが全く同じ形をしていることがわかるかと思います。ということは「1と2と」まで練習してできるようになれば、あとは繰り返すだけということになります。練習する際には「1と2と」までを練習しましょう。そしてこの練習の注意点を下記にまとめておきます。


ステップ④の練習の注意点

  1. 必ずゆっくりなテンポから練習する(ゆっくりなテンポで練習すると右手・左手・右足のことを考えながら練習できるため)

  2. 「1と2と」までできたら、繰り返さず止める。これを10回中10回できるようにする

  3. 2が10回中10回できるようになったら、「1と2と」を繰り返せるように練習する(20~30回程度間違えずに繰り返せるようになったらだいたい何回でもできるようになっているはずです。)

  4. 3に慣れてきたら「1と2と」と数えないようにして、ドラムのリズムを音で覚える。ハイハットの音は「チッ」、スネアの音は「パン」、バスドラムの音は「ドン」とする。「ドンチッパンチッドンチッパンチッ…」と声に出しながら叩いてみる

まとめ

このページで練習したことはドラムを始めるにあたって誰もが最初に練習するリズムパターンです。日本語でいうなら「あいうえお」、英語でいうなら「abc」です。ドラムのリズムの基本的な土台となりますのでぜひ習得してください。

  • 練習とは両手両足の動きを体に覚えこませること

ここでのリズムが完成したら次の8ビート1へお進みください。