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ロッカバラード1
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ここではロッカバラードというリズムの練習をします。ロックバンドのスローテンポなバラードで使われることが多いです。ロッカバラードは通常8分の6拍子や8分の12拍子で表記されますが、まずは叩き方がわかるように4分の4拍子で練習してから、8分の12拍子で練習してみましょう。
ステップ①
4分の4拍子で表記すると上記のような楽譜になります。8ビートや16ビートと違って、ハイハットを3連符で刻み、2拍目にスネアを叩く表記となります。「チチチタチチチチチタチチ」という感じです。ここで重要なのが、右手のハイハットの刻みをアップダウン奏法を用いて叩いていく必要があります。8ビートや16ビートは違い、3連符にアップダウン奏法を用います。3連符の1つ目はダウンストローク、2つ目はタップストローク、3つ目はアップストロークになります。
ステップ②
上記はステップ①の4分の4拍子の楽譜を8分の12拍子に書き換えたものです。8分の12拍子とは8分音符が1小節内に12個まで含められることを意味します。叩いてみるとステップ①と全く同じリズムになります。
練習課題①
それではバスドラムを追加して、実際にリズムを叩いてみましょう。1・3拍目の頭にバスドラムを追加します。「ドチチタチチドチチタチチ」という感じです。ハイハットはアップダウン奏法で叩きます。
練習課題②
次にさらに1・3拍目の3つ目にバスドラムを追加します。「ドチドタチチドチドタチチ」という感じです。右手のハイハットはアップダウン奏法で叩きます。拍の1つ目はダウンストロークで叩くので、右足は軽く感じますが、3つ目にバスドラムを叩く場合は、右足を持ち上げると重く感じやすいので、軽く感じるまで繰り返し練習してください。
練習課題③
1・3拍目の頭、2・4拍目の3つ目にバスドラムを追加します。「ドチチタチドドチチタチド」という感じです。
練習課題④
1・3拍目の頭・3つ目、2・4拍目の3つ目にバスドラムを追加します。「ドチドタチドドチドタチド」という感じです。
練習課題⑤
上記の練習課題②の3拍目の2つ目に16分音符のスネアを追加します。「ドンチッドンタンチッチッドンチタドンタンチッチッ」という感じです。16分音符のスネアを入れると次のバスドラムが遅れやすいので注意が必要です。16分音符のスネアを叩く瞬間もバスドラムへの意識を忘れずに入れておく必要があります。
練習課題⑥
上記の練習課題③の3拍目の2つ目に16分音符のスネアを追加します。「ドンチッチッタンチッドンドンチタチッタンチッドン」という感じです。
練習課題⑦
上記の練習課題④の3拍目の2つ目に16分音符のスネアを追加します。「ドンチッドンタンチッドンドンチタドンタンチッドン」という感じです。
まとめ
ハイハットの刻みはアップダウン奏法で叩きます。慣れていない場合は、上記のリズムを練習する前に、必ずアップダウン奏法のみの練習からしてください。ダウンストローク・タップストローク・アップストロークの順番で何度も繰り返し、右手に覚えさせてください。
アップダウン奏法はテクニックです。1・2日では習得できませんが、何度も繰り返せば右手が覚えます。継続のみです。
それではロッカバラードを少し発展させたリズムの練習に入っていきましょう。ロッカバラード2にお進みください。